【アルビレックス新潟】2019シーズンの補強と選手層を考察する

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2/23(土)についに開幕する明治安田生命J2リーグ。我らがアルビレックス新潟は、京都サンガとアウェイで対戦する。社長交代や、ブラジル人7名の補強など、アルビの歴史に重要な転機となりそうな2019シーズンである。今回は補強と選手層を確認してみよう。

◼︎補強

新加入

GK野澤 洋輔(←新潟S)
GK藤田 和輝(←新潟U-18)
DFパウロン(←栃木SC)
DF岡本 將成(←新潟U-18)
DF新井 直人(←新潟経営大)
MFカウエ(←大宮アルディージャ)
MFチョ ヨンチョル(←慶南FC)
MFサムエル サントス(←サンベント)
MFシルビーニョ(←ペナポレンセ)
MF本間 至恩(←新潟U-18)
MF秋山 裕紀(←前橋育英高)
MF森 俊介(←東京V/復帰)
FWレオナルド(←ガイナーレ鳥取)
FWフランシス(←サンベント)
FW平松 宗(←長崎/復帰)

 得点源であったFW河田や将来有望な原、金沢で10番を背負ったMF宮崎等、主力や将来有望の若手を失った。しかし今季の予算が昨季に比べて5億減という中で、昨季の主力の残留や補強により、流出のダメージを最小限に止めることに成功した。

 FWには昨季鳥取に所属しJ3得点王に輝いたレオナルドや、栃木SCの強靭なフィジカルを持つDFパウロンといった日本の環境に慣れていて計算の立つブラジル人を補強。さらにMFシルビーニョらブラジル人3人を獲得するという過去に前例のない補強で話題となった。

 中でも途中からの加入にも関わらず、昨シーズンの中心選手としてハイパフォーマンスを披露したカウエの完全移籍での獲得はJ1昇格へ向けて明るい材料だ。今シーズンは副キャプテンにも就任し、今季は日本人選手とブラジル人選手を繋ぎチームをまとめるという役割も期待されている。昨季を経験しているブラジル人がいるのといないとでは、新加入のブラジル人選手の適応する難易度に大きな差が出てくるのは過去の新潟を見ても明らかである。

 欲を言えばチームのバランスを取れるボランチを1枚獲得したかった。現在新潟が併用すると考えられている4-1-4-1システムにおいてのアンカーに適任な選手はいない。そして、チームのバランスを考えることができ、広範囲に渡って動くカウエの相棒になれるような計算のできる選手も現状MF加藤大のみ。ということを考えると、層の薄いポジションになってくるのではないか。

◼︎ポジション別選手層考察

ゴールキーパー

アレックスムラーリャを完全移籍で獲得しなかったため、大谷がファーストチョイス。昨季はジェルソンコーチにコーチの指導により無駄に動かないようになった。今季もさらなる成長を遂げることに期待したい。2番手を11年ぶりの復帰となった野沢やポジショニングとフィードの優れる田口、ユースから昇格した藤田が争う。

センターバック

 昨季好調の終盤にスタメンを勝ち取った大武と広瀬はチームに残留。そこに圧倒的なフィジカルを武器とするパウロンが加入した。怪我がちの広瀬、パウロンやシーズンを通しての活躍ができていない大武のことを考えると、少し不安定ではある。しかし不安定だからこそ、ベンチの選手や若手が成長してブレイクスルーを果たす可能性も高くなるものである。そういう意味ではユースから昇格した的確なカバーリングとビルドアップもこなせる岡本には期待したい。昨季は悔しいシーズンとなった柳にも充分チャンスが巡ってくる可能性がある。

右サイドバック

 昨季終盤に好パフォーマンスを披露した川口がファーストチョイス。右サイドハーフの戸嶋とのユニットに田中達が絡む崩しは新潟の一つの武器となっていたので今季も更に磨かれたコンビネーションをみせてほしいところ。新外国人のサムエルサントスは右サイドバックが本職のようだが、昨季右サイドハーフで出番を増やした経緯から見るとクロスは得意でも守備に難があるタイプだと予想される。持ち前のセンスとクレバーなポジショニングが持ち味の早川は、アップダウンで大外を支配するような川口とはまた違った良さを発揮してくれるはずだ。キャンプ終盤に加入が決定した新井もどんなプレーを見せてくれるか楽しみである。このポジションの2番手は予想がつかない。

左サイドバック

 渡邉泰と堀米の一騎打ちだ。現状渡邉泰がファーストチョイスであるが、昨季は怪我に泣いた堀米も実力充分である。渡邉泰はタイミングの良いオーバーラップとビルドアップ能力で左サイドバックに定着した。サイドバックながら180センチという上背もあり貴重な存在となっている。堀米も一昨季は左サイドバックでチームの攻撃のスイッチを入れる中心選手であった。昨季は怪我の影響か守備の軽さが目立つ場面があったのでそこが改善されればどちらがスタメンに定着してもおかしくない。今季とても楽しみなポジションである。

ボランチ

 ボランチ2枚は加藤大とカウエのコンビになるのは間違いない。ここのポジションはおそらく3番手が右サイドハーフで出場するであろう戸嶋になってくるので選手層の薄いポジションと言える。圧倒的なフィジカルの強さを持ちながら可動範囲が広く、個の強さでボールを奪えるカウエとチームバランスを取りながらボールを動かせる加藤大というコンビの牙城を崩すのは厳しいことが予想される。ポジションを勝ち取ることはかなりの難易度になるだろうが、ルーキーの秋山の成長には期待したい。

右サイドハーフ

 豊富な運動量とクレバーさを武器とした戸嶋祥郎がファーストチョイスだ。新潟が狙いたいハーフスペース(ピッチを縦に5分割した場合、中央の両脇)と呼ばれるスペースをチームで1番うまく使えるのがこの選手である。守備でも素早いプレスで新潟の守備スタイルを体現するであろう期待の選手だ。昨季途中加入した渡邊凌磨にも期待している。昨季最終節で見せた相手の攻撃をサイドに追い込むようなポジショニングと追い込み方は好印象であった。持ち前の攻撃センスもこのポジションで披露できれば両サイドハーフのどちらかでポジションを奪う可能性は充分にある。生粋のウインガーである森俊介はサイドハーフにボランチのような守備も求められる4−4−2での出番は少なくなることが予想されるが4−1−4−1での出番はありそうだ。

左サイドハーフ

 10得点をあげチームの中心となった渡邉新太が攻撃面を引っ張る。強引な突破とシュートのうまさで違いを見せることのできる選手であるが守備に難がありそこが課題。今季はシーズン当初から出番を得ることが濃厚なためさらに得点数を伸ばしてほしい。新太の背中を追うのは抜群のスピードを持つと言われるフランシスと期待の若手である本間至恩、そして8年ぶりに復帰したチョヨンチョルだ。本間至恩はクイックなドリブルで相手を交わす明らかな異能を持っている選手であり、サイドでの守備はユースで慣れ親しんでいることもあり序盤はジョーカーとして出番を得る可能性は高い。ヨンチョルは昨季怪我で出場機会が少なく、今季も出遅れることが予想されるがフィットした状態でどれだけやれるかが注目だ。

セカンドトップ

2トップの役割をセンターフォワードとやや下がり目のセカンドトップで分けた。このセカンドトップは田中達也がプレイするだろう。ファーストディフェンダーとしての能力は新潟で群を抜いている。攻撃の起点になるような動きとポジショニングも巧みであり、チームに欠かすことのできない選手だ。テクニックとシュートレンジの広さを武器とするシルビーニョもこのポジションに入ることが予想される。高さがあり潰れ役と慣れる矢野貴章や平松もチャンスがあり、タイプはそれぞれ違えど比較的層の厚さはあるポジションだ。

センターフォワード

点取り屋としてチームを引っ張るポジションであるが、レオナルドの出来でチームが左右されるのは間違いない。逆に言うとレオナルドがフィット出来なければ層が薄いためチームの成績にダイレクトに響いてしまうだろう。2020年に加入が内定しており特別指定選手である矢村の成長も重要になってくるのではないか。北信越大学サッカーリーグで28得点と得点感覚に優れた矢村には1年目からアピールしてほしいところだ。

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