朗報だ。田中達也の契約が本日更新された。
36歳になった田中達也。引退してもおかしくない年齢にさしかかっているが、未だ新潟にとって欠かすことのできない重要な戦力であり、核と言っても過言ではない。
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31試合2得点2アシスト(J2リーグ通算)。数字上は特筆するものではないのかもしれないが、達也のプレーは数字に現れないところで欠かせないものとなっている。
【参考】田中達也 2018 選手データ | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB
浦和時代は知っているが今の田中達也はどんな様子なのか知らない方は多いのではないか。
これを機会にアルビレックス新潟の田中達也を知ってほしい。
プレースタイルの変化
田中達也のプレーを頭の中で再生してみて欲しい。そう日本のサッカーファンにお願いしたら、抜群のスピードとキレで『ワンダーボーイ』と恐れられた浦和時代を思い返すファンがほとんどではないか。
あの時の衝撃的なプレーを全く変わらずにアルビでやっているということはない。
本人も年を重ねてプレースタイルが変わったと発言している。
歳を取ると、プレースタイルを変えるというのはあると思うんですよ。僕も少しずつ変わってます。やっぱり、ドリブルで抜くんですけど、縦に大きく抜くような回数が減っていて。1人をキレでググッとかわして、それを何回か繰り返すイメージです。今はブロックを作ってスペースを消すチームが増えたというのもありますし、今チームがやっている戦術もありますし。
引用元 みんなのごはん。
本人も言うようにロングスプリントをする訳ではないが、次のプレーに移行しやすいように半身でボールを受けたり、一瞬のキレで相手を交わしアクセントを加えている。
さらにドリブルだけでなく、ボールを受けに顔を出すタイミングやポジショニングが良くボールの循環が活性化されるので、達也がピッチに居るか居ないかでクオリティがかなり変わってくる。
派手さはないがチームの攻撃に欠かせないプレーを安定して披露している。
新潟を支える『匠』な守備
そしてもう一つ新潟の田中達也を話す上で欠かせないものは守備の巧さである。
【田中達也のカバーシャドウ】
達也のプレスはうまいとよく言われるひとつの要因がこのカバーシャドウと言われるもの。自分の背後の選手へのパスコースを消しながらボールホルダーに圧力をかけるプレス。達也は1人で2人に対応しています。 pic.twitter.com/lcdiWaYX8K— とりさわ (@torifoot8) 2018年12月9日
前線からプレスをかける際は相手が数的優位の状況が多いのでいかに1人でどれだけボールホルダーの選択肢を消しながらアプローチできるかが重要である。達也はこのプレスのかけ方が抜群にうまく、まさにプレスの『匠』である。パスコースを消しながらボールホルダーに圧力をかけるカバーシャドウの動きは是非来季注目してほしい点の1つである。
パスコースを消しながら相手の選択肢を限定すれば後ろの味方はどこを狙えばいいか分かりやすくなるのでのちに奪いやすくなる。達也が居るのと居ないのでアルビのプレスのかかり方が弱く見えるのはこれが1つの要因だ。
サッカー小僧は変わらない
私が練習をクラブハウスに観に行った時に、紅白戦でゴールを一番喜んでい他のは達也だった。練習を観ても人一倍集中し、手を抜かない姿勢を感じる。
周りの選手の田中達也評を読んでもプロ意識の高さやサッカー小僧ぶりを感じさせらるようなコメントばかり。
小林裕紀選手(アルビレックス新潟)
達也さんは、若い選手が手を抜いていたり、サボっていたら、それは自分にとってラッキーなことだと思っている。それってすごいことだと思うんです。https://t.co/7021rKxNQG— とりさわ (@torifoot8) 2018年12月31日
安田「あれだけの実績がある達さんが、試合に出たり、絡まなかったりしながらも、それでも毎日のトレーニングでは変わらず全力でサッカーに打ち込む。達さんを見て、何も感じない方がおかしいですよ」https://t.co/NiH3GxvglE
— とりさわ (@torifoot8) 2018年12月31日
この偉大な選手が新潟で7年目を迎えようとしていることに対して本当に感謝しなければいけない。
愛すべきサッカー小僧と共に来季は昇格を。
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