アルビレックス新潟2020戦力分析①(GK,CB,RSB)

2020 2/11
アルビレックス新潟2020戦力分析①(GK,CB,RSB)

アルベルト監督のもと充実したキャンプを過ごしている様子が様々なメディアを通して伺えるアルビレックス新潟。これまで伝えられている情報で今季どんなサッカーをピッチで表現するのかが徐々に明らかになってきた。ここで各ポジションで求められるであろう能力を考えながら各ポジションの戦力を整理していこう。

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今回紹介するポジション
目次

ゴールキーパー

熾烈なポジション争い

昨季は全試合の出場を果たした大谷、そしていずれも年代別代表に選ばれたことのある小島阿部藤田の若手3人。この4人が守護神の座を争うという非常にハイレベルなポジションとなった。

当然だがゴールキーパー(以下GK)は1枠を争うポジション。序列でいうと3rdGKや4rdGKの試合出場のチャンスがほぼないと言って良いことは昨季大谷が全試合を出場を果たした新潟をみていれば一目瞭然である。

有望な若手GK3人を抱えるということは、3人のうち誰かがブレイクし、大谷を脅かすことを期待しているのだろう。

より求められるビルドアップ能力

今季は純粋なキーパーとしてのスキルに加え、GKもビルドアップに加わり、常に相手より数的優位でボールを前進させることが予想される。そのため足元の技術とショートパスの精度、プレス耐性といったフィールドプレーヤーの要素も求められてくる。

誰が出場してもおかしくないポジションであるが、後ろからのビルドアップで相手のプレスをいなすことに定評のある大分トリニータから期限付き移籍で加入した小島には注目したい。

東京五輪世代中心の構成とはいえにコパ・アメリカ大会において日本代表に選出された期待の若手GKである。

・昨季フル出場の大谷といずれも年代別代表経験者の若手3人が争う熾烈なポジション争い。
・ゴールを守る能力だけでなく、足元の技術や確実につなぐためのショートパスの精度とプレス耐性が求められる。

センターバック

アグレッシブな守備に必要な高いディフェンスライン

大型センターバック(以下CB)である大武がジュビロ磐田に移籍し、舞行龍ジェームズと大武というJ2屈指であったCB2枚をゴール前に置くことはできなくなった。その穴を埋めるのは今季補強した2人の選手。長崎から田上、スペインのテネリフェからマウロを獲得した。

昨季の夏に再び新潟に加入し大車輪の活躍をみせた舞行龍ジェームズは不動である。高さと強さがあり、フィードの精度も抜群。怪我に悩まされていたようだが紛れもなくJ1レベルの選手である。彼の相棒を誰が担うのかというのがポジション争いの構図になってくるのではないか。

CBのタスクで昨季と大きく違ってくる点はDFラインの高さだ。

低いブロックで構えてゴール前で弾き返すことで、守備の安定化を図った昨季。今季はその真逆のアグレッシブな守備をアルベルト監督は求める。練習初日の紅白戦では「ラインを上げろ!」としきりに要求したように、DFラインを高く保ちライン間を広げない様コンパクトにして相手に圧力をかけるだろう。

求められる能力は背後を突かれたときにカバーできる予測、判断力とスピード、そして状況に合わせてDFラインを細かく上下させることのできるコントロール能力である。

個人的には岡本將成に期待したい。スピードに長け184センチと高さもあり判断力も優れている。昨季同様後ろからのビルドアップの能力も求められるが充分に備わっている。

4バックだけでなく3バックも

「相手によって3バックなのか4バックなのか色々あると思うが変える」

アルベルト監督は新体制発表のなかで、3バックなのか4バックなのかという質問の回答である。(そこは大きな問題ではないと語っている)

長崎で3バックを経験している田上の獲得は3バックは想定して補強を進めたのだろう。

昨季はサイドバックで出場していた早川も練習試合でCBとしてプレーしており、3バックの右などでの起用も充分に考えられる。新井もCBでのプレーが可能なため、昨季よりもDFラインの枚数の変更に対応できる編成となっている。

スペイン1部であるリーガ・エスパニョーラでのプレー経験もある百戦錬磨なマウロの加入で一気に層が厚くなったCB陣。アルベルト監督が掲げるアグレッシブな守備を支えるのは誰になるか。

・舞行龍ジェームズの相棒が誰になるのか
・アグレッシブな守備を支える高いディフェンスラインを保つ能力が求められる
・4バックだけでなく3バックも考えられる編成

右サイドバック

プレイスタイルの違う選手が揃った編成

誰がスタートで入るのか読み辛いポジションではないか。右ウイングのタイプ次第で求められる能力が変わってくる。

昨季終盤にポジションを勝ち取った早川。彼は落ち着きがあり技術が高く、チームのテンポをサイドバック(以下SB)のポジションからコントロールできる。縦だけでなく内にボールを運んで相手のプレス網を躱す等いわゆる司令塔型のSBである。

新井はシーズン序盤はCBをやっていたように対人の守備に強く高精度のクロスも完備。ビルドアップも担えることから総合力の高いSBだ。

2人に共通することは右ウイングのキャラクターに合わせてポジショニングやプレーを変えられる事である。

そして新加入の大本はドリブラーであり攻撃の能力が高いウインガータイプのSB。例えば渡邊新太のような外よりも中で強みを発揮する選手と組み合わせると強みを出しやすい。

3バックを考えると・・

状況によってはあり得る3バック(5バック)となった時のウイングバック(以下WB)についてもここで触れよう。ウイングバックはスピードがありピッチを上下動できるタイプが求められるのでそうなった場合は新井と大本の一騎打ちになってくるのではないか。

より攻撃的にでるならドリブルにより単独ではがせる大本の出番が増えそうだ。守備の強度を考えると新井になる。

昨季にはいなかったウインガータイプの大本が加入したことにより、SBとWBの起用の幅が広がるであろう。

・ウインガーにどんな選手を置くかで求められる能力が変わってくる
・プレイスタイルの違う選手が揃った編成
・ウインガータイプの大本の加入で広がる起用の幅

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