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アルビレックス新潟2020戦力分析③(RWG,LWG,CF)

2020 2/11
アルビレックス新潟2020戦力分析③(RWG,LWG,CF)

いよいよ開幕まで1ヶ月を切り、キャンプも佳境になっている。アルベルト監督は高知SCとの練習試合後に、「攻撃のときは幅と奥行きを、できるだけ取りたい。」というコメントを残している。(引用元 ニイガタフットボールプレス

「幅と奥行きを取る」ことは相手の守備網にスペースを生み、自分たちの優位な状況を作り出して得点を奪うための手段だ

今回はその「幅と奥行き」というキーワードに深く関わるポジションの戦力をみていこう。

前回はこちら

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目次

ウイング(RWG,LWG)

相手にとって危険な選手を置けるか

 

ウイングは、「幅」を取り中央にスペースを生む重要なポジションである。(幅を取る役目はサイドバックも担うが)

幅をとって大外のレーンに位置することで相手相手の守備陣を横に広げてスペースを作ることや、サイドバックが大外のレーンを使えば「ハーフスペース」(ピッチを縦5分割に等分したときの中央の横)でボールを受ける役割もこなすことが求められる。

このポジションのキーポイントは、相手に危険な選手と思われるような個人で打開できる質の高い選手、いわゆる「質的優位」を確保できる選手を置けるかどうかという点だ。

当然のことであるが、危険な選手をウイングに置くことができれば攻撃で優位な状況を作ることができる。

ゴールを守るために中央を固くしているチームに対し、大外に開いて幅を取ったウイングにボールを預けることでマーカーとの距離を取った優位な形で1vs1の状況を作り、ドリブルで剥がしチャンスを作る。

相手がウイングを無視できず警戒してくれば相手の守備が横に開き、中央にスペースが生まれ、中央から崩しにかかることができる。

質的優位を持つ選手をウイングに置けばそういった好循環をまわすことが可能になる。

鍵を握る本間至恩

そういった質的優位を持つウイングといえば、真っ先に挙げらるのは今季から10番を背負う本間至恩だ。彼がサイドでボールを持てば確実に相手を抜いてチャンスを作ることができるし中に絞った時もボールを持って相手を躱すことができる。

至恩が外に開けばLSBの堀米が内に、至恩が内に絞れば堀米が外にといった、至恩と堀米の左サイドのコンビネーションは今季も新潟のストロングポイントになるだろう。

渡邉新太はどちらかというとサイドよりも中で絞ってライン間でボールを受けるタイプであるがドリブルでの推進力もあり総合力の高いアタッカーだ。同サイドのSBには大本のような大外を駆け上がりドリブルで仕掛けられるSBと親和性が高い。

他にも左利きでカットインのドリブルが得意な森やサイドバックでの起用が考えられているがウイングでも起用可能でドリブルで相手を剥がすことができる大本がいる。

しかし昨季終盤は交代枠2枚はウイングに使っていた通り、消耗が激しいポジションであり(昨季はチームのブロックを低く敷いていたためその分アップダウンする負担も大きかった。)、大本がサイドバックの起用が主になると考えればもう1人ウイングを確保したいところだ。

・ウイングにいかに質的優位を持つ選手を置けるか
・確実に相手をドリブルで剥がすことができる本間至恩に期待
消耗が激しいポジションであるためもう1人ほしいところ

センターフォワード(CF)

純粋な9番を置き「奥行き」を作る

ファビオやペドロマンジー、矢村とセンターフォワードの大半は純粋な9番タイプが占めている。

バルセロナのメッシや、リヴァプールのフィルミーノ、J2でいえば東京ヴェルディのレアンドロのように、偽9番と言われるような高い位置から下がってCBを釣り出し他の選手にスペースを作り出すようなタイプよりもディフェンスラインの背後を突いたりエリア内でチャンスを待つような純粋な9番をこのポジションに置くことが想定される。

このことからアルベルト監督はセンターフォワードに「奥行き」を作り出すことを求めているはずだ。

センターフォワードが背後に動き出し、そのまま裏にボールを送りゴールを狙うこともできるし、その動きに相手のディフェンスが対応することでディフェンスラインと中盤のライン間にスペースが生まれる。そのスペースを使って他の選手が良い状態でボールを受けることができ、優位な状況を作り出す。

そこから良いボールをもらってチャンスをモノにするのが理想形だ。

アグレッシブな守備を考えると守備でもファーストディフェンダーとしてしっかり相手の攻撃を規制しなければいけない。ここをサボるとディフェンスラインを高くできずにコンパクトな守備を保つことが難しくなりチームの守備のコンセプトを体現することができない。

ファビオがハマらないと・・

ファビオ、ペドロマンジー、田中達也、矢村のポジション争いが始まるがファビオが一歩リードか。

ファビオは高い身長とフィジカル、スピードを兼ね備えており相手のディフェンスラインを牽制できるような選手であり、ブラジル2部のセリエBで15得点と、高い得点力を持っている。嵌まればJ2では驚異的な選手になり、昨年のレオナルドのように得点を量産できる可能性がある。

インドリーグで110試合106得点と驚異的なペースで得点を挙げているペドロマンジーはコンディションが整わずキャンプで出遅れているため、序盤での出場機会は少ないのではないか。まずはコンディションを整えることからスタートだ。

矢村はペドロマンジーが出遅れているため序盤での出場機会が訪れる可能性は充分にある。そのときチャンスをつかめるかどうかで今シーズンの明暗が分かれるだろう。2トップの場合、昨季トップ下で起用されていたようにセカンドストライカーとしても起用できるので出場の可能性が高まる。

田中達也は昨季は得点を伸ばすことができなかったがオフザボールの動きと周囲の動きを活かすような働きで要所で貢献することに期待だ。FW陣の中でファーストディフェンダーとしての能力が一番高く、ディフェンス面での働きにも注目だ。

不安要素はJ2で得点を計算できる選手がいないため、だれかがJ2にハマらず得点を稼ぐことができないとチームは厳しい戦いを強いられるかもしれないことだ。

練習試合でも起用されている様子をみると、新太もこのポジションでの起用もありそうだ。
新太の場合、偽9番の動きも考えられ、中盤に降りて起点になりながら攻撃のチャンスを作り出し、自らも得点を奪うような形がみられるかもしれない。

その時はしっかり中盤やウイングの選手が代わりに背後に飛び出し「奥行き」を作り出すことが求められる。

・純粋な9番を置いて「奥行き」を作り出す
・ファビオが嵌まれば得点を量産できそうであるが、J2での得点を計算できる選手
 がいないことが不安要素
・新太の偽9番としての起用もありえる

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